1日目

 金曜日の9時過ぎバスタ新宿から長野駅に向けて出発しました。この日は長野駅で駅ビバ。しかし今回の山行は女子のみで行う初の連泊山行!お馴染みの駅ビバですが女子のみということもあり、いつもよりさらにドキドキしました。

2日目

 朝4時、昨晩0時過ぎに長野駅に到着をしてようやく眠りにつきかけたと思ったら、もう起床時間です。稀にみるハードスケジュール。眠い目を擦りながら電車やタクシーを乗り継いで火打山の登山口、笠ヶ峰に向かいます。天気予報は生憎の雨。しかし妙高高原駅に着いたときには晴れ間が見えており「このまま晴れるのでは!?」と全員が思いかけたのもつかの間、ぽつぽつと雨が降り始めてしまいました。午前7時雨が降る中、いよいよ登山スタートです。12曲りやその先の急登を乗り越えれば、木道や緩やかな道が続いていて比較的歩きやすかった…と言いたいところですが、それは晴れていればの話です。私たちの気持ちとは裏腹にさらに雨脚が強くなりました。土砂降りの中、川のようになってしまった道を歩きます。その上寒さもあったためどんどん私たちの体力は奪われていきました。この日の宿泊地である高谷池キャンプ場に着いた時には、火打山に行って帰るにはギリギリの時間で、さらにテン場は既に水浸し。話し合った結果今日は火打山を諦め、明日に望みを繋ぐことにしました。

3日目

 朝の2時、目を覚ますとテントに打ち付ける雨の音に肩を落とします。ひとまず現段階で4時出発は危ないと判断し、一時的に停滞となりました。その後2年生で話し合い、天気の回復が期待できない上、ハードスケジュールからか体調不良者が何名か出たことにより、今回はピークを踏まず笠ヶ峰に下ることに決めました。明るくなった6時過ぎに出発。昨日からの雨によって足元はさらに最悪でしたが、下って行くと次第に雨がやみ皆に笑顔が戻ってきました。それからは昨日まったく話さなかったのを取り返すかのように女子トークで盛り上がり、全員で妙高・火打のリベンジを誓いました。笠ヶ峰からはタクシーの方にお勧めして頂いた温泉に入り、全員で絶対食べようと決めていた明治亭のソースかつ丼を頬張りました。その後午後9時過ぎに池袋駅で解散となりました。

 

 今回の10月山行は最悪な天候でどちらの山のピークも踏めなかったのですが、いつも以上に反省点が見つかり得るもの学ぶものが多かった山行になったのではないかなと思います。最後はとても良い雰囲気で終わることができてよかったです。また女子山行を行うときは、次こそ皆で快晴の下を歩きたいです。